『精神保健福祉士(PSW)になるには?受験資格や社会人からのなり方、勉強方法をご紹介』

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精神保健福祉士、通称「精神科ソーシャルワーカー」は、主に精神的な疾患を持つ人やその家族が、その人らしく日常生活を送れるように、また孤立することなく社会とのつながりも持てるように、様々な側面から相談支援を行う福祉分野のスペシャリストです。2012年、『障がい者総合支援法』が制定されたことにより、障がい者や難病を患う方が、それぞれのニーズに応じて必要とする福祉サービスを利用できるようになったことで、精神保健福祉士が担う役割は社会的にも重視されています。
前回のコラムで精神保健福祉士の仕事についてクローズアップしたので、興味を持たれた方もいらっしゃるのでは?そこで今回は、どうすれば精神保健福祉士になれるのかについてご紹介します。

 

11月12日①

 

【目次】

精神保健福祉士のおさらい!

精神保健福祉士になるためにはどうすればいいの?

社会人から精神保健福祉士を目指すには?

精神保健福祉士国家資格の合格率と難易度

 

精神保健福祉士のおさらい!

精神保健福祉士になるための方法をご紹介する前に、前回のコラムでもご紹介した精神保健福祉士について、ちょっとおさらいしてみましょう。

 

<おさらいその1 精神保健福祉士とは?>
精神保健福祉士は、身体の不調はもちろんのこと、心と体のバランスが上手に取れない人やそのご家族をサポートし、自立や社会復帰を支援する、今や介護・福祉の分野ではなくてはならないスペシャリストです。高齢化社会、ストレス社会に直面している日本においては、その活躍の場は医療や福祉の分野にとどまらず、企業や教育、司法の領域など広がる一方。さらに、ニーズも高まっています。精神保健福祉士は介護福祉士・社会福祉士と並んで福祉の三大国家資格となっているため、有資格者だけが名乗ることのできる名称独占資格です。

 

 

<おさらいその2 精神保健福祉士の仕事>

精神保健福祉士は、主に精神科の医療機関や精神障がい者社会復帰施設、保健所、精神保健福祉センター、精神科デイケア施設に加えて、一般企業や教育機関、司法など、幅広い分野で活躍しています。仕事の内容は、勤務する場所によって多少異なりますが、いずれの場所でもソーシャルワーカーとして、支援相談業務に携わります。具体的には病院や施設に入院する際、退院する際の手続きや、住まいや仕事、学校に関する手続きの他、各種支援制度や利用できるサービスの紹介などを通して、その人らしく日常生活を送れるよう、また自立・社会復帰を目指した相談支援業務を行ったり、必要に応じて訓練業務のサポートに携わるなど、業務の内容は多岐にわたっています。

 

詳しくはこちらをクリック↓

『精神保健福祉士の仕事内容は?1日の流れや向いている人をご紹介』

『精神保健衛生士の年収・給与は?給与を上げる方法もご紹介』

 

精神保健福祉士になるためにはどうすればいいの?

精神保健福祉士として仕事に携わるためには、国家資格が必要となるため、まずは年1回実施される国家試験の合格が必須です。合格後、精神保健福祉士登録名簿に登録し、資格登録証を受け取れば、晴れて精神保健福祉士として仕事に携わることができます。ただし、国家試験を受けるためには、受験資格があります。受験資格を取得するまでのルートは、学歴や経歴によって様々。福祉系の4年制大学で指定の科目を履修していれば、卒業と同時に受験資格は得られますが、一般の大学・短大を卒業している、あるいは社会人や主婦の方がこれから取得を目指すという場合は、受験資格を得るためには一般養成施設を卒業しなければなりません。
あなたはどのルートを辿れば最短で受験資格が得られるのか。ここでは福祉系大学・短大で指定科目を履修するルート、福祉系大学・短大で基礎科目を履修するルート、社会福祉士の資格取得者ルート、一般の大学・短大卒業ルート、そして相談支援実務経験ルートの5つのルートをご紹介します。

 

<福祉系大学・短期大学で指定科目を履修した場合>
福祉系大学の4年制大学に進学し、精神保健福祉士の国家試験に必要な指定科目を履修した場合は、卒業と同時に受験資格が得られます。3年制の短期大学の場合は、指定科目の履修に加え、相談援助実務経験が1年必要となるため、最短でも受験資格を得るためには1年かかります。また、2年制の短期大学の場合は、指定科目の履修に加え、相談援助実務経験が2年必要となるため、受験資格を得るには最短でも2年は必要となります。

 

<福祉系大学・短期大学で基礎科目を履修した場合>
福祉系の4年制大学に進学し、基礎科目のみを履修した場合は、卒業後短期養成施設(専門学校など)で6ヶ月以上学ばなければならないので、受験資格を得るためには最短でも6ヶ月必要です。3年制の場合は基礎科目の履修に加え、相談援助実務が1年必要となり、その後短期養成施設などで6ヶ月以上学ばなければならないため、最短で1年6ヶ月。2年制の短期大学の場合は、3年制の場合同様のルートになりますが、相談援助実務が2年必要となるため、最短でも受験資格を得るには2年6ヶ月かかります。

 

<社会福祉士資格取得者の場合>
社会福祉士の資格を取得している場合は、短期養成施設などで6ヶ月以上学べば、受験資格は得られます。さらに、社会福祉士の資格を持っていると、受験科目が一部免除になります。(※社会福祉士になるための方法は、コラム「社会福祉士になるには?受験資格や高卒や社会人からのなり方をご紹介」を参照ください)

 

<一般大学・短期大学卒業の場合>
一般の4年制大学を卒業した場合は、一般養成施設で1年以上学べば、受験資格が得られます。3年制の一般短期大学の場合は、相談援助実務を1年間経験し、一般養成施設で1年以上学ばなければならないため、最短で2年。2年制の短期大学の場合は、3年制のルートと同じですが、相談援助実務は4年必要となるため、受験資格を得るためには最短でも4年必要です。

 

<相談援助実務経験ルート>
相談実務経験が4年ある場合は、一般養成施設で1年以上学べば、受験資格が得られます。

精神保健福祉士■キャプチャ

※公益財団法人社会福祉振興・試験センターより引用

 

 

社会人から精神保健福祉士を目指すには?

精神保健福祉士を目指す方の年齢は比較的高く、30~50代と幅広いのも特徴です。しかも、学歴や経験によって受験資格の取得方法は異なりますが、最短1年で国家試験の受験資格が得られるため、社会人の方でも、主婦の方でも、今から精神保健福祉士を目指すことは可能です。保健福祉系の大学を卒業していてもいなくても、精神保健福祉士養成課程のある専門学校で1年間学べば、受験資格は得られますから、精神保健福祉士への道はそう遠くはありません。

 

精神保健福祉士国家資格の合格率と難易度

精神保健福祉士の2019年の国家試験合格率は62.7%でした。ここ数年、合格率は62%代で推移しており、社会福祉士の合格率29.9%と比較するとやや難易度は低いと言えるでしょう。試験の特徴としては、すべての科目で60%の正解率が必要なこと。得意分野だけで点数を稼ぐことはできないため、満遍なく学び進めていかなければなりませんが、合格基準をクリアするためのポイントはあります。問題は5肢択一を基本とする多肢選択形式となっているため、問題形式に慣れるためにも過去問などを繰り返し解くことで正解を素早く見つける訓練を重ねたり、正解を導き出すための消去法などを利用するテクニックも磨いておきましょう。

 

高齢化社会、ストレス社会に直面している今、精神保健福祉士のニーズは様々な場面で高まっています。資格を取得していれば、長く仕事に携われる、幅広い分野で活躍できるなど、メリットもいっぱい。人の役に立つ仕事がしたい、社会貢献できる仕事がしたいと思っている方にはぜひおすすめしたい仕事です。自分のために、あなたを求めている誰かのために、勇気を出して、新たな一歩を踏み出してみませんか?

 

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