『介護記録って何?書き方は?』

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介護のお仕事に欠かせないのが『介護記録』です。でも介護職に携わっている方の中には、「書き方がイマイチわからない」、「時間がかかるので書き方のコツが知りたい」、という方も少なくないはず。そこで今回は、介護職に携わる方が避けては通れない“介護記録”にスポットを当て、その内容や書き方についてご紹介します。

 

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【目次】

介護記録が持つ4つの目的

書き方のポイント!大切なのは、見やすく分かりやすく

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■介護記録が持つ4つの目的

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“介護記録”て何?そんな疑問を持つ方もいらっしゃるはず。そこでここではまず、“介護記録”が持つ4つの目的についてご説明します。

1.情報共有のための大切なツール

介護サービスを利用される方お一人に対してチームでケアする現場では、利用者様一人ひとりの状態や経過観察内容といった情報は、しっかり引き継いでおかなければなりません。利用者様に最適な介護サービスを提供するために、その方に関わるすべての人が情報を共有するツールとして、“介護記録”は大切な存在となっています。

2.ケアプラン作成のための資料

介護サービスを受ける方が、どの種類のサービスをどのくらい受ければいいか、具体的なケアプランを立てるのはケアマネジャーの仕事になります。その際、サービスの方向性や内容を決めるために、普段の生活の様子や身体状態、利用者様の要望が記入されている“介護記録”は重要な資料となります。

3.介護の意識・サービス向上のきっかけに

“介護記録”があると、介護支援やサービスが適切かどうかを判断できることに加え、介護職員同士が行なったサービスに対して、良かった点、悪かった点が把握できるため、介護に対する意識やサービス向上を図るきっかになります。

4.サービスの適性を診断する材料

介護施設や事業所にとって日々の記録は、介護報酬を請求する際の大切な資料になります。また、苦情や問題が発生した際には、介護サービスが適性に行なわれていたか、記録を分析し、検証・判断することができます。

 

■書き方のポイント!大切なのは、見やすく分かりやすく

初任者
“介護記録”は介護者同士だけでなく、そのご家族とのコミュニケーションツールにもなるので、専門用語などはあまり使わず、誰が見ても分かるような言葉や文章で書くことが基本となります。

ポイントは、サービスを受けられた方のその日の状態などを注意深く観察し、見たまま、ありのままを記載すること。

そして分かりやすい文章にするために、「いつ」・「どこで」・「誰が」・「何を」・「なぜ」・「どうした」を具体的にまとめましょう。記載する際、時間は朝や夕方というあいまいな表現ではなく、8時30分、12時など具体的に表記すること。内容も単なる記録にならないよう、行なったケアや対処の内容に加え、その根拠や理由も明確に記載しておきましょう。

最近では“介護記録”をPCで記入する施設も増えているため、あらかじめテンプレート(ひな形)を作っておくと、情報を落とし込みやすいでしょう。ただし、記録の改ざんを懸念して手書きでの記載を行なっている所も多いため、まとめやすいよう、常にメモ帳を携帯し、サービスを受ける方の情報をストックしておくと後でまとめやすくなります。

 

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