未経験で介護職に就くためには?求人選びの方法とポイントまとめ

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介護職は資格や経験の有無にかかわらず、就職しやすい業種です。しかし実際に未経験でどのような仕事をするのか、数多く存在する求人の中から自分に合うものをどのように選べばいいのか分からず悩む方が多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では未経験や無資格で介護職に就職する際のポイント仕事選びのミスマッチを防ぐ方法や注意点について解説していきます。

 

目次

介護の仕事とは

介護の仕事選びをするときの注意点

介護職の就職・転職活動の方法

  • 自己活動で行う
  • 転職エージェントを利用する

就職・活動を成功させるための3つのポイント

①求人票で確認すべきポイント

②気になる事業所のホームページは必ず確認する

③職場見学があれば活用する

まとめ

 

 

 

介護の仕事とは

 

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介護職とは、自力で生活することが難しくなった要介護者に対して自宅や老人ホームなどの施設に赴き、身の回りの生活の補助や健康管理を行う仕事になります。

現代の日本は急速に高齢化が進行しています。2020年の時点では高齢化率が28.6%なのに対し2070年では39%の水準まで上昇すると予測されており、国民の4割が高齢者になることになります。

そのため今後の日本では高齢者の割合の増加に伴って介護を必要とする人の割合も増えると考えられるので、介護職の需要は特に高くなっていくと言えるでしょう。

参照:厚生労働省「我が国の人口について」

また介護職の仕事は年齢や学歴にかかわらず就職することができ、4050歳の女性の割合が特に多くなっています。

画像引用元:厚生労働省 介護労働の現状

若い人だけでなく、子育てがひと段落した女性や、それまでの仕事から転職して介護を始めたいといった年齢層の女性にとって働きやすいことが読み取れます。

また介護職の仕事はシフト制のため時間の調整が効きやすく、自分に合った働き方をしやすいというのもメリットの一つです。

 

 

介護の仕事選びをするときの注意点

 

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令和5年度の調査によると、介護職(介護サービス職業従事者)の有効求人倍率は3.73倍あります。有効求人倍率が1を超えると、就職を希望する人より企業の採用枠の方が多い人手不足の状態ということです。

全職業の平均した倍率は1.12倍であるなかで介護職の3.73倍という数値はかなり大きく、業界内では特に人材が必要な状態で就職がしやすいということがわかります。

参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和5年6月分)について」

そのため多くの企業や事業所が介護職の人材を求めて求人情報を発信しているので、介護職の仕事探しを行うには膨大な求人情報から選ばなければなりません。

 

仕事選びをするときは業務内容・給与額が希望を満たしているか、通勤しやすい場所かどうかといった項目を最初に重視しますよね。

しかしそれだけではなく、職場の理念や一緒に働く人の考え方が自分と合っているかどうか確認するという過程もとても重要な要素です。

 

この要素をあまり吟味せずに条件ばかりを重視して就職や転職を行うと、「書かれていた情報やイメージと違う」「環境や考え方が自分とずれていた」といったミスマッチに直面する可能性が高くなるのです。

こうした事態を避けるための方法を以下では紹介していきます。

 

 

介護職の就職・転職活動の方法

 

自己活動で行う

 

介護職に就職・転職を行う際、最も身近な方法は求人情報に自分でアクセスして応募するものです。こうした自己活動は、スマートフォンによって時間や場所の制約をあまり受けずに手軽に情報を集めることができ、すぐに検索や応募を行うことが可能であることです。

 

しかしデメリットとして、どうしても福利厚生や給与などに情報が偏りやすいことがあります。給与や時間、場所などの条件を重視しがちになり、職場の雰囲気や理念など記載されている情報を事前に把握するのが難しいためミスマッチが起こるリスクが十分ありえるのです。

また、膨大な求人情報から探すことになるので、検索の仕方によっては自分に本当に合っている職場の情報が目に入らないまま流れてしまうこともあります。

 

 

転職エージェントを利用する

 

 

転職エージェントとは人材採用したい企業と就職したい人を結びつけるサービスです。

転職エージェントを活用すると、キャリアアドバイザーが付き、求人紹介や面接の日程調整、履歴書の添削や面接の練習なども行ってくれます。

メリットは、転職や業界に関する専門知識を持ったアドバイザーが希望条件をもとに様々な求人を斡旋してくれることです。

すべて自己判断で求人を探して応募することで判断を誤ったり、働き始めて「思っていたのと違う!」ということになってしまうリスクを軽減できるでしょう。

 

デメリットとしては、アドバイザーの知識や経験値に左右されたり、各事業所によってどれだけ介護職について専門的に扱っているかが異なるということに左右されたりする特徴があることです。

そのため、どの転職エージェントを利用するか慎重に判断し、必要なら複数のサービスを組み合わせて利用する必要もあるのです。

 

介護業界への就職転職なら介護求人ドットコム。(介護求人ドットコムの就職・転職サポート | 介護求人ドットコム (creatework.jp)

 

 

就職・転職活動を成功させるための3つのポイント

 

①求人票で確認すべきポイント

 

給与:介護職には夜勤業務がある求人も多くあります。そのため、記載されている給与が夜勤手当を含むのか、また含む場合何回分で計算されているのかなど、確認しましょう。

また見落としがちですが、試用期間と本採用後の給与に差異があるかも確認しましょう。

 

仕事内容:介護職の勤務先には、特別養護老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など様々な施設形態があります。

施設形態によっては、仕事内容が異なるため、自分が考えている仕事内容と一致しているか確認しましょう。

 

勤務時間:介護職には早朝からの勤務や夜勤の勤務シフトがある求人が多くあります。

自分のライフスタイルと勤務時間が一致しているか確認しましょう。

 

 

②気になる事業所のホームページは必ず確認する

 

就職活動をする際は、希望する事業所のホームページを必ず確認しましょう。

求人票ではわからない、職場の雰囲気や事業所で大切にしている思い(企業理念)などが詳しく書いてあります。

ホームページに載っている職員の写真などを見ると事業所の雰囲気が分かり、働いている人の雰囲気を確認できるので安心ですよね。

ホームページを応募前に確認することで、理念や職場の人間関係でのミスマッチも防ぐことにもつながります。

 

 

③職場見学があれば活用する

 

職場によっては入職する前に見学を受け付けているところもあります。

実際に職場を見学することによって、求人情報だけではわからない職場の雰囲気や働いている人との人間関係のイメージを掴むことができます。

また、職場体験やインターンシップなどの制度と同じように、書いてある情報だけではなく業務に直接触れることで自分が介護の職業に適性があるのか、本当に仕事を続けていけるのかをより正確に判断することができます。

見学の方法としては応募をして面接を行った段階で申し込んだり、電話やWebから申し込んだりする方法があるので、各求人情報をチェックしたり問い合わせたりして活用してみましょう。

 

 

まとめ

 

 

未経験で介護職に就きたい、求人を探したい方向けに、最近の介護業界の実態、仕事選びで失敗しないためのポイントや方法についてお伝えしました。

業界の人手不足のために、自力で探すには膨大な求人情報があふれています。その中から効率よく自分の働き方や考えに合った職場を探すために、本記事で紹介したポイントを踏まえて自分に合った介護の仕事への就職・転職を目指しましょう。

 

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