介護の日勤の働き方とは?人に合わせた理想的な働き方をご紹介

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介護職の仕事は、身体的、精神的に介助が必要な人に対しての介護です。

そのため、24時間365日需要がありますが、日勤のみの求人も多くあります。

子育て中や自宅で介護をしている人など、日勤だけで働きたい人にはおすすめの働き方です。

ここでは、介護の働き方や1日のスケジュール、日勤で働くメリット・デメリットなどについてご紹介します。

 


◇目次

介護の働き方はどのようなものがある?

日勤で働く介護職の1日のスケジュール

日勤で働くメリットとは?

日勤で働くデメリットとは?

実際の求人情報をもとに日勤の働き方をご紹介

日勤で働かれている方の声

まとめ


 

 

介護の働き方はどのようなものがある?

介護施設などでは、身体的な介護を必要とする利用者さんが入所しています。

そのため日勤だけでなく、早番、遅番、夜勤など勤務時間をずらして24時間365日利用者さんをサポートできるような体制を作っています。

働き方は施設によって違い、日勤と夜勤だけの2交代、日勤、遅番、夜勤の3交代、日勤、夜勤、早番、遅番の4交代で働く場合など、施設の形態によって勤務形態もさまざまです。

 

2交代制の場合は、日勤が8:30から17:30、夜勤が17:00から翌日9:00までの勤務です。

2交代勤務の場合は、夜勤が16時間勤務となるため長時間勤務ですが、その分休日数は多くなります。

 

3交代制では日勤、夜勤のほかに遅番などがあり、夜勤は8時間勤務です。

各勤務帯の例として、日勤は8:30から17:30、遅番が16:00から1:00、夜勤は0:00から9:00といったように短時間でのシフト制となります。

 

夜勤時間が少ないため体への負担が少なく、ライフスタイルに合わせやすいのがメリットです。

交代制や2交代制に比べて、年間休日数は少ない傾向にあります。

 

4交代制ではさらに細かく早番、日勤、遅番、夜勤で区切られたシフトです。

4交代制の場合は夜勤が16時間と長時間になりますが、仮眠時間は確保されます。

 

シフト例としては早番が7:00から16:00、日勤は8:30から17:30、遅番が10:00から19:00、夜勤は17:00から9:00となります。シフト交換がしやすく、スタッフが重なる時間が多く、協力しながら業務ができるのがメリットです。

 

 

日勤で働く介護職の1日のスケジュール

入所施設における、日勤のみで働く介護職の1日のスケジュールをご紹介します。
8:30出勤
9:00 排泄介助・入浴介助・整容介助
10:00 利用者さんの水分補給
11:00 排泄介助・食堂へ誘導
12:00 昼食介助
13:00 休憩
14:00 レクリエーション・排泄介助・シーツ交換・環境整備など
15:00 利用者さんの水分補給・おやつ
16:00 利用者さんの移動介助・カルテ記入・引継ぎなど
17:30 退勤

 

 

日勤で働くメリットとは?

日勤で働くメリットについてご紹介します。

 

メリット①規則正しい生活ができる

日勤で働く場合のメリットとして、勤務時間が固定されており規則正しい生活がしやすいということです。

育児中や介護中の人にとって、夜勤勤務があると生活が不規則になり両立が難しくなります。

日勤のみで働く場合、子どもの保育園の送迎をしながら、仕事をすることも可能です。

規則正しい勤務時間であることから、育児や習い事などプライベートを充実させやすくなるメリットがあります。

 

メリット②体力に不安がある人にも働きやすい

日勤だけで働くメリットとして、体力的に負担が少ないという点が挙げられます。

夜勤は夜通し働くことで、生活リズムが崩れやすく、場合によっては16時間も働かなくてはなりません

。体力に自信がない人にとっては、日勤だけの仕事の方が健康管理をしやすくメリットがあるでしょう。

 

日勤で働くデメリットとは?

日勤のみで働く場合、メリットだけでなくもちろんデメリットになる面もあります。

ここでは、日勤で働くデメリットについてご紹介していきます。

 

デメリット①給与が安い

日勤だけの働き方でデメリットとなるのは、給与が安いということです。

介護職の給与は他の職種に比べても低めですが、夜勤手当などによって給与アップを望むことができます。

日勤だけの働き方では手当が少ないため、収入面で満足できる働き方ができないかもしれません。

 

デメリット②正社員としての採用が難しい

介護の仕事は24時間365日需要があるため、夜勤業務のある職場が多くあります。

介護職は女性が多く働く職場ですから、家庭の事情や体力的な不安から夜勤ができない人が多く、夜勤者不足の職場も少なくありません。

 

そのため正社員として採用する条件が、夜勤ができることとしている事業所も少なくないのです。

正社員として働くことができると、賞与が支給されますし、福利厚生も充実します。

 

正社員であれば保証の面でも充実するだけではなく、役職につくことができますし、将来的にメリットが多くあります。

そのため日勤だけの働き方では正社員として採用が難しく、安定した働き方ができないというデメリットがあるでしょう。

 

実際の求人情報をもとに日勤の働き方をご紹介

日勤の働き方を、実際の求人情報からご紹介します。

 

デイサービスでの正社員雇用 土日休みの日勤のみ勤務

勤務時間:①8:15~17:15 ②8:30~17:30 ③9:00~18:00
仕事内容:送迎や身体介助、レクレーションなど
休日:年間休日数108日 土日休み
福利厚生:社会保険完備
給与:月給188,200円~
交通費:上限50,000円
条件:介護職

※上記はあくまで一例です

 

住宅型有料老人ホームでの日勤のみ派遣勤務

勤務時間:①7:00~16:00 ②9:00~18:00 ③12:00~21:00
時間外勤務なし
仕事内容:食事提供、入浴・排泄の介助、おむつ交換、見守り等
休日:土日
時給:1250円
条件:初任者研修資格

※上記はあくまで一例です

 

日勤で働かれている方の声

日勤のみの働き方をしている方はどのように感じているのでしょうか。

 

「日勤のみの働き方でプライベートが充実」

以前は夜勤ありの勤務をしていましたが、出産に伴い日勤だけの働き方にしたいと考えパートに働き方を変えました。

子どもが小さいうちは、急な体調不良が起きたり、乳幼児健診で平日の休みが必要だったりします。

 

日勤だけの働き方だと、スタッフの人数が多いためシフト交換もしやすく助かっています。

希望すれば時短勤務も可能なため、育児と仕事を両立させることが可能です。

正社員の時に比べて、やや肩身が狭いと感じることもありますが、責任のある業務を任せられず精神的な負担も軽減しています。

 

「体力的な原因で日勤のみの働き方に…」

年々体力の衰えを感じるなか、夜勤業務がきつく精神的にも負担を感じ、日勤勤務ができるデイサービスに転職したのです。

以前の職場は16時間夜勤で仮眠時間がありましたが、夜間不穏状態の利用者さんに付き添ったり、体調不良や転倒などイレギュラーな事態が起きたりと、仮眠時間が取れないことも多々ありました。

 

今は夜勤がなく、規則正しい生活ができるようになり心身共に余裕のある生活ができるようになりました。

しかし、給与面ではかなり減額しています。夜勤手当はもちろん、入所施設の給与の方が基本給も良かったため、全体的に3~5万円減ってしまいました。

 

体力的な面を優先するか、給与を優先するか、両方満足のいく働き方はなかなか難しいですね。

 

 

まとめ

ここでは介護の働き方についてご紹介してきました。介護職は、24時間365日利用者さんの生活サポートが求められるため、夜勤業務がある職場も多くあります。しかし、職場によっては日勤のみの働き方も可能です。

日勤だけで働く場合、ご紹介したようにメリットもありますがデメリットもあります。何を優先したいかを考え、働きやすい職場を探してみましょう。

 

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