~未経験からの選択~ 三幸福祉カレッジ講師 浅見雅人さんに聞いた介護職の本音・やりがい

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数ある職業の選択肢から、介護職を選んだ人に「介護職の魅力」について聞いてみました!

まずお一人目は、介護職10年、ケアマネ15年の浅見雅人さん

現在は、居宅介護支援事業所を立ち上げ、管理者兼主任ケアマネとしてご活躍中です。

 

「お金には替えがたい仕事が世の中にはある」

 

実家が3世代同居していて、祖父の介護をしている母の背中を見ながら育ったんです。

「感謝されることっていいな」と思い、高校ではボランティアサークルに入りました。

あしなが募金や高齢者施設への訪問などに関わりながら、

「お金に替えがたい仕事が世の中にはある。そんな仕事も悪くないな」と思うようになり、

福祉系の短大を経て20歳のときに就職しました。

 

浅見さん2

 

「利用者さんからの言葉に支えられていた」

 

始めて数年は様々な壁に当たり、苦労しましたね。

つらかったし、辞めたいと何度も思いました。それでも続けてこられたのは、利用者さんの存在でした。

特に印象に残っていることが2つあります。

一つ目は、自分が施設の陰で泣いていたとき、言語障害のある利用者さんが「今はつらくても、いつか必ず糧になるんだよ」

と一生懸命に話してくれて、グッときました。

もう一つは、そのときも泣いていたのですが(笑)、認知症の利用者さんが

「これあげるから、大丈夫よ、頑張りな」と言って10円玉を握らせてくれて。

「え?これどうしたの?」て、思わず力が抜けてしまいましたね。

自分が一生懸命頑張っていた姿も、悩んで泣いている姿もひっくるめて利用者さんは見てくれていて、

こういった利用者さんからの温かい言葉に励まされながら、気がつくと何年も経っていました。

 

浅見さん3

 

「目の前の人の幸せ」を考える素晴らしさ

 

一般企業だと会議などで「どう売り上げを上げていくか」というような話から入ることが多いかと思います。

介護業界では研修一つ取っても、「もっと利用者さんやご家族の意見に寄り添ったものにするには」

「どうすればもっと喜んでもらえるか」などから話が始まることが多いです。

もちろん福祉の業界でも収益は大切ですが、福祉に携わる人間の素晴らしい点は、

「この人の幸せって何だろう」という視点からスタートすることですね。

 

取材日:2020年3月3日

素敵なお話、ありがとうございました!

 

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