『証明写真を上手く撮る秘訣は？』

2017年2月4日更新　広報室

就職への第一歩となる書類選考では、履歴書や職務経歴書の内容も大切ですが、まず目に入って来る証明写真も重要。でも、写真は苦手、印象良く撮るにはどうしたらいいの。そんな悩みを持っている方もいることでしょう。そこで、今回は証明写真の上手な撮り方のコツや裏技をご紹介します。

【目次】

■写真館で撮るか、スピード写真にするか。

証明写真は、写真館で撮るケースと、ボックス型のスピード写真を利用するケースがあります。どちらにしようかな、と悩んでしまう方のために、それぞれメリットとデメリットをご紹介しましょう。

【写真館の場合】

プロの視点でヘアメイクや顔の向き、また希望業種に好まれる表情や撮り方のアドバイスをもらえることに加え、仕上がりもスピード写真に比べ、キレイです。また、納得が行くまで取り直してくれるだけでなく、エントリー用のデータも作ってくれますし、焼き増しができるところがメリットです。ですが、スピード写真に比べ、コストは高くなることに加え、人気の写真館だと予約がいっぱいということもあります。

【スピード写真の場合】

思い立ったらいつでも撮影ができるし、値段も手頃。その場で写真が出来上がるのが最大のメリット。ただし、取り直しの回数が決まっていたり、焼き増しができない、写真館に比べ仕上がりが暗いなどマイナスな部分もあります。

■手軽なスピード証明写真で上手に撮る方法。

24時間いつでも撮れて、値段も手軽なボックス型のスピード写真。カメラが固定されているので、自分で椅子の調整などをしなければならないため、慣れないと焦ってしまい難しいと感じる方もいらっしゃるはず。でも大丈夫。撮り方の手順やコツさえ掴んでしまえば、納得の写真が出来上がります。

【スピード写真撮影までのステップ】

step　1.　椅子の高さを調節する
まずは、カメラの位置を確認し、椅子の高さを調節しましょう。ポイントは、レンズの位置に顔を合わせること。調節がしっかりできていないと、目線が上下してしまったり、姿勢が悪くなってしまいますから、出来上がって後悔しないためにも、ベストポジションで撮影できるようしっかり調節してください。

step 2.　体の傾きをチェック
顔にばかり意識が集中してしまうと、姿勢がおろそかになりがちです。肩は上がっていないか、首は傾いていないか、姿勢も正しましょう。上半身の撮影だからといって、足を広げたままにしていると、姿勢が悪くなるので、足もしっかり閉じましょう。この時、洋服のシワや髪型に乱れがないかもチェックしましょう。

step 3. 体制が整ったら、表情を作る
準備ができたらいよいよ撮影。ここでの注意点は、レンズ越しに映る自分の顔を見て撮影してしまうと、寄り目になってしまうので、目線はレンズの奥を見るのがポイントです。あごを引き、目を大きく開け、口角をあげて表情を作りましょう。この時、あごを引きすぎると首がつまって見えてしまったり、二重あごになってしまうので、肩を出しおでこを出すイメージで。また、口角も上げすぎると不自然な表情になるので、「ウィ」と言った後にそのまま口を閉じると適度に口角が上がった優しい表情が作れます。

【裏技を使ってさらに好感度アップの写真をめざそう！】

スピード写真の場合、光は正面からしか当たらないので、白い紙やハンカチを膝の上に置くだけで、レフ版替わりになり、あごの下の影を消してくれたり、顔色が明るくなります。

【メガネの映り込みに注意！】

メガネをかけている方は、メガネにライトが映り込んでしまったり、メガネの影が顔に出てしまう場合があるので、注意しましょう。

■おすすめの服装、メイク、髪型

証明写真は表情だけでなく、服装にも気を配りたいところ。女性の場合は、ブラウスに上着、男性の場合は、ワイシャツにネクタイ、ジャケット着用が基本。スーツ着用の必要がない場合は、顔周りがスッキリ見えたり、首が長く見えるようなVネックのシャツかセーターがおすすめ。また、白い服は顔が明るく見える効果があります。

【女性必見！ワンポイント・メイク・アドバイス】

女性の場合、メイクが薄いと顔色が悪く見えたり、全体的に凹凸のない顔になってしまうので、普段より少し濃いめのメイクがおすすめです。意志の強い目元を演出するに、目のカタチにそってリキッドのアイラインを引いてみて。また、アイシャドーはピンクのパール入りがおすすめです。目元がふっくらし、優しい印象に仕上がります。
口紅とチークは色を揃えると好印象に。色は、ピンク系やローズ系がおすすめです。

【髪型はすっきりまとめること】

女性も男性も髪はすっきり見せるのが基本。前髪が目にかかってしまうと暗い印象になってしまうので、しっかり目は出すように。ロングヘアの場合は、後ろに流すか、まとめること。ピアスやネックレスなどの華美なアクセサリーは、必ずはずしましょう。

■写真の貼り方で気をつけたいこと

せっかくイメージ通りの写真が撮れても、履歴書に貼る時に曲がってしまったり、上手に貼れずに失敗したら台無し。特にスピード写真は焼き増しができないので、貴重な１枚を失敗したらショック！上手に貼るポイントは、ノリが付きすぎないように注意すること。そのためにも、スティックのりがおすすめです。写真を貼る際には、一気に貼らず、まずは写真の上の角をしっかり合せ、枠内にきっちり収めるように貼ることがポイントです。

写真には、その人の人柄が出ます。採用担当者にいい印象を持ってもらえるよう、清潔感や健康的なイメージを心がけてください。