看護師の平均年収や給料は高いのか?他の職種との比較を徹底解説

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看護師は、世間一般的に高給与というイメージをもたれています。実際、看護師の給与は他の職種に比べてどうなのでしょうか。ここでは、国家資格をもつ看護師の平均年収や給与形態についてご紹介していきます。

また、他の職種との比較についても徹底解説。平均年収をあげるための方法についてもご紹介します。現在看護師として働いている方や、看護師を目指したい方はぜひ参考にしてみてください。

 


 

◇目次

看護師の平均年収はどのくらい?

看護師の給与形態とは?

看護師の平均年収・給料の比較

エリア別や年代別の看護師の平均年収・給料

看護師の平均年収を上げるためには?

まとめ


 

 

看護師の平均年収はどのくらい?

厚生労働省の令和2年賃金構造基本統計調査によると、看護師の平均年収は平均年齢41.2歳で491万8300円となっています。

この平均年収は、夜勤手当や残業代、通勤手当、年間のボーナスが含まれた金額です。

また、性別ごとの平均年収は、以下のようになります。

男性看護師:平均年収505万9000円(平均年齢38.8歳)、平均月収は34万9300円
女性看護師:平均年収490万200円(平均41.5歳)、平均月収は30万7800円。

 

看護師の給与形態とは?

年収の内訳としては、主に基本給と賞与、夜勤手当、時間外手当となっています。

さらに住宅手当や通勤手当、家族手当などの手当が支給される職場もあるでしょう。

実際の金額にすると、月収33.8万円×12ヶ月+ボーナス85.5万円になります。

また、所得税や社会保険料などが全体の20~25%になるため、実際の手取り年収は360~390万円程度になるようです。

 

 

看護師の平均年収・給料の比較

①看護助手

看護助手の平均年齢46.7歳となっており、平均年収は約303万円です。

(2019年厚生労働省「賃金構造基本統計調査」による)

月収は、平均21万6000円、平均年間賞与が約39万円となっています。

看護師に比べると無資格でも働くことができるため、給与は低い傾向にあります。

また看護助手は、パートや派遣といった正社員以外の雇用が多いのも、理由の一つとなっているようです。

 

②薬剤師

薬剤師の平均年収は562万円となっており、平均年齢は36.0歳でした。薬剤師は職場によって、年収が大きく変わってきます。全職種と比べても高収入が得られる職種です。

薬剤師が活躍する職場はさまざまありますが、最も年収が高いのが製薬会社となっており、その次が病院薬剤師、調剤薬局と続きます。ドラッグストアは、さらに平均年収が下がります。

 

 

エリア別や年代別の看護師の平均年収・給料

看護師の平均年収は、エリア別・年代別にみるとどのような違いがあるのでしょうか。令和2年度賃金構造基本統計調査をもとにご紹介します。

エリア別の平均年収は以下のようになっています。
北海道 485.5万円
青森  540.5万円
岩手  466.6万円
宮城  495.5万円
秋田  515.4万円
山形  460.0万円
福島  457.1万円
茨城  504.5万円
栃木  496.6万円
群馬  445.6万円
埼玉  516.0万円
千葉  496.5万円
東京  519.1万円
神奈川 521.8万円
新潟  490.1万円
富山  515.3万円
石川  513.3万円
福井  504.6万円
山梨  501.9万円
長野  476.2万円
岐阜  530.4万円
静岡  513.9万円
愛知  510.4万円
三重  473.8万円
滋賀  495.3万円
京都  506.8万円
大阪  498.4万円
兵庫  501.2万円
奈良  504.2万円
和歌山 495.6万円
鳥取  496.7万円
島根  476.4万円
岡山  458.7万円
広島  493.6万円
山口  492.0万円
徳島  504.3万円
香川  468.1万円
愛媛  444.3万円
高知  440.7万円
福岡  463.3万円
佐賀  451.1万円
長崎  482.3万円
熊本  424.4万円
大分  405.0万円
宮崎  454.9万円
鹿児島 444.0万円
沖縄  453.8万円

 

エリア別にみると、看護師の全国平均年収491万8300円を上回るのは26都道府県となっており、首都圏は特に平均より高めの傾向となっています。逆に九州や四国地方は、全国平均より低い傾向です。

 

年齢別の平均年収は以下のようになっています。
20~24歳 391.1万円
25~29歳 450.4万円
30~34歳 460.6万円
35~39歳 475.2万円
40~44歳 500.2万円
45~49歳 531.3万円
50~54歳 549.4万円
55~59歳 563.2万円
60~64歳 478.7万円
65~69歳 417.3万円

看護師の年代別平均年収は、50代が最高となっています。20~30代は育児や家庭と両立させる人も多く、60代は体力的な問題で短時間勤務や夜勤なしでの働き方をするため、平均年収はあまり高くありません。

 

 

看護師の平均年収を上げるためには?

地域や年代別で収入に大きな差がみられる看護師の平均年収ですが、ここでは給与を上げるための方法をご紹介します。

 

資格を取る

看護師が年収を上げる方法の一つに、資格の取得があります。

看護師の国家資格に加え、助産師や保健師、認定看護師や専門看護師といった手当がつく資格を取得することで、年収をアップさせることが可能です。

 

働く環境を変える

年収を上げる方法として、働く環境を変える方法があります。

給与水準の高い職場に転職することや、単発や派遣など高収入が得られる働き方にすることで、収入を上げることが可能です。

さらに給与水準を上げるためには、夜勤手当やオンコール手当などが支給される職場や、手当が高額な職場に転職することも選択肢のひとつです。

 

まとめ

看護師の平均年収についてご紹介してきました。

看護師は高収入が得られる職業と言われていますが、地域や年代によって収入は大きく変わってきます。必ずしも高収入とは言えず、場合によっては全職種の平均年収よりも低い場合もあります。

ここでは、平均年収を上げるための方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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