看護師になるためには?必要な資格・試験をご紹介

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人の役に立つ仕事がしたい人にとって、看護師は憧れの職業でしょう。そのため、一般的な仕事についてから看護師に転職したいと考える人も少なくなりません。

看護師として働くためには、どのような資格や試験が必要になるのでしょうか。ここでは、看護師として働くための資格や、キャリアアップするための資格について解説します。


 

◇目次

看護師として働くためには?

看護師の資格一覧

まとめ


 

 

看護師として働くためには?

看護師として働くためには、人間の体や精神についての理解だけでなく、薬学や各疾患について、看護を実践するための知識や技術、さらには他職種と連携するための能力などが必要とされます。

そのため看護師国家試験に合格し、「看護師資格」を取得することが必須です。

看護師国家試験を受験するためには条件があります。

3年制や4年制の看護学校や養成所、3年制短大の看護学科、または看護学系学部の大学のカリキュラムを修了することで受験資格が得られます。

 

 

看護師の資格一覧

看護師として働くために必須な資格や、キャリアアップに関連する資格についてご紹介します。

 

必須な資格

看護師として働くために必須な資格が、「看護師資格」です。

また、看護師として働くことができる看護師資格の他に、准看護師として働くことができる「准看護師資格」があります。

「看護師資格」は、厚生労働大臣発行の国家資格ですが、「準看護師資格」は都道府県知事発行の免許です。

看護師資格に比べると、業務として行える医療行為の幅は狭くなります。

 

看護師国家試験

看護師国家試験は、看護師資格を取得するために合格しなくてはならない試験です。

国が認めている看護学校や大学、短大などで、看護師養成課程におけるカリキュラムを修了することで受験資格を得ることができます。

試験科目は、
「人体の構造と機能」
「健康支援と社会保障制度」
「成人看護」
「小児看護」
「精神看護」
「疾病の成り立ちと回復の促進」
「基礎看護学」
「老年看護学」
「母性看護学」
「在宅看護論及び看護の総合と実践」
の10科目から出題されます。

必修問題50問、一般問題130問、状況設定問題30問が午前、午後に分かれて出題されます。

4肢択一、5肢択一、5肢択二、直接数字を解答する形式で、マークシート記入方式です。

試験は毎年2月中旬に行われます。2022年の試験会場は、北海道・青森県・宮城県・東京都・新潟県・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川県・福岡県及び沖縄県と、11の指定都道府県に設営されます。

2021年度に行われた第110回看護師国家試験は、受験者数が66,124人で合格者は59,769人。

合格率は90.4%でした。(厚生労働省発表)

 

 

キャリアアップ・関連する資格

次に、キャリアアップ等に関連する資格についてご紹介していきます。

 

①保健師資格

保健師は病気を予防するための指導やサポートがメインとなります。

保健師になるためには、大学卒業後に看護師国家試験と保健師国家試験の両方に合格するか、看護師資格取得後、保健師養成学校(1年制)を卒業し、保健師国家試験に合格することが必要です。

看護師は治療のサポートがメインになりますが、保健師は保健指導や健康管理を行うことから、企業や学校からの需要が高い資格となっています。

 

②助産師資格

助産師は妊娠・出産・育児における指導やサポートを行います。

助産師は正常分娩であれば、赤ちゃんを取り上げ、へその緒を切断するなどの助産行為や医療行為が認められています。

助産師は、助産外来や院内助産といった専門外来で活躍することも可能です。

助産師になるためには、看護師資格取得後に、助産師養成学校(1年制)を卒業し、助産師国家試験に合格する必要があります。

もしくは助産師養成課程のある大学などを卒業し、看護師国家試験と助産師国家試験の両方に合格することでも可能です。

助産師は女性のみが取得できる資格となっています。

 

③認定看護師

認定看護師は、特定の看護分野において熟練した技術と知識を有していることが認定された看護師です。

看護ケアの向上を図るため看護職への指導や相談を受け、看護を実践する役割を担っています。

現在は21分野において認定看護師が活躍していますが、2026年からは新たな分野が加わり31の分野に統合・名称変更されます。

看護師国家資格を取得後、実務研修が通算5年以上、うち3年以上は認定看護分野の実務研修を行うことで、認定看護師認定審査の受験が可能です。書類審査と筆記試験に合格すれば、日本看護協会から認定看護師として認定されます。

 

④専門看護師

専門看護師は、専門看護分野において実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究の6つの役割を果たし、患者さんやその家族に対して看護の質の向上を図るのが仕事です。

専門看護分野はがん看護や在宅看護などの13分野が特定されています。

専門看護師の認定審査を受験するためには、看護系大学院修士課程を修了し、日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位を取得、通算5年以上の実務経験をもち、うち3年以上の専門看護分野での実務研修を行っていることが条件となります。

専門看護師認定審査の内容は、書類審査と筆記試験です。

認定看護師よりさらに専門性が高く、ステップアップしたい人におすすめです。

 

 

まとめ

看護師になるために必要な資格や、試験についてご紹介してきました。

看護師資格を取得した後も、さらなるキャリアアップが可能な職種です。

看護師として経験を積みながらステップアップしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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