社会福祉士はつらい?社会福祉士の現実と問題について

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何か資格が欲しい、キャリアアップしたい、やりがいのある仕事がしたい、そのような思いで社会福祉士の資格を取得しようか検討されている方もいることでしょう。

 

しかし、「社会福祉士」という言葉は聞いたことがあるけれども、どんな仕事をしているのか、大変な仕事だと聞くけど実際はどうなのか。そんな疑問をお持ちの方も沢山いることと思います。ここでは、社会福祉士の抱える悩みや解決方法についてご紹介します。


◇目次

・社会福祉士の資格とは?

・社会福祉士が抱える悩みと解決方法

・社会福祉士としてキャリアを積んでいくために

・まとめ


 

 

社会福祉士の資格とは?

社会福祉士の資格は、社会福祉士国家試験に合格することで取得できる国家資格です。社会福祉士国家試験の受験には、福祉系の大学や短大、短期養成施設、一般養成施設などで履修科目を受講し、さらに相談援助実務経験を積む必要があります。

 

資格を取得するためには、最終学歴や実務経験によって12通りの方法があります。社会福祉士として働くためには、社会福祉士国家試験に合格したうえで、社会福祉士登録申請が必要です。

 

資格取得によって、貧困や病気、障がいで安定した生活を送ることができず困っている人たちの支援を行うことができるようになります。

 

社会福祉士が抱える悩みと解決方法

国家資格である社会福祉士資格を取得し、実際に働いてみたものの、さまざまな悩みを抱えている方も少なくないようです。ここでは、社会福祉士が抱える悩みと解決方法についてご紹介します。

 

業務から受けるストレスが大きい

社会福祉士の仕事は相談業務ですが、対象が幅広く、相談内容も簡単に解決できるものではありません。認知症や病気によって退院後元通りの生活ができない患者さんや、DVや虐待、貧困によって悩みや苦しみのある人を支援し、解決策を見つけるため相当な労力を要します。

 

社会的な意義のある仕事でやりがいがある反面、つらい状況を目の当たりにし、心を病んでしまう社会福祉士も少なくありません。

 

それを乗り越える方法は?

まずは、仕事として一線引いて相談者と接することが大事です。社会福祉士を目指すほどの人ですから、困っている人がいたら助けてあげたい、自分のことは二の次、と解決のために熱心になることでしょう。しかし、一朝一夕で解決できる内容ではないことが多いですから、焦らずに仕事と割り切ることも必要です。

 

休みの日も仕事のことで頭がいっぱいとならないよう、プライベートな時間には気分転換をして、リフレッシュさせましょう。

 

支援の方法で正解がわからない

社会福祉士が行う支援の方法は、決められたものがありません。それは、虐待問題やDV問題、生活の貧困、病気によるもの、精神的な障がい、それぞれにさまざまな背景があり、解決までのルートに正解がないからです。

 

どの方法を選択すれば支援が必要な人にとってベストなのかわかりませんし、頭をひねって出した答えが最善の結果を生むかはわからないのです。そのため自信をなくすこともありますし、後悔することもあり社会福祉士にとって大きな悩みとなっています。

 

それを乗り越える方法は?

社会福祉士の仕事はチームで行います。一人で正解を出そうとせず、チームの仲間や上司に相談をしてみましょう。たとえうまくいかなかったとしても、そこで諦めず何度でも方法を変えてサポートを続ける、前向きな気持ちで対応することも大切です。

 

社会福祉士としてキャリアを積んでいくために

社会福祉士は長く働くことができる仕事です。社会福祉士としてキャリアを積むためのポイントをご紹介します。

 

資格を取得しよう

社会福祉士としてキャリアを積むために、まずは資格を取得しましょう。社会福祉士になるためには、最終学歴によって進むルートが変わってきます。

 

福祉系の大学で指定科目を履修している場合は、最短で資格が取得できます。しかし、福祉系の大学を卒業していない場合は、実務経験が必要になりますし、養成学校に通わなければならないこともあります。社会福祉士としキャリアを積むためには必要不可欠です。

 

資格取得が可能な職場を探そう

社会福祉士としてキャリアを積むため、資格を取得できる職場を探してみましょう。これから資格を取得する場合は、資格取得をサポートしてくれる職場をおすすめします。

 

また、社会福祉士は実務経験が必要になるため、相談業務ができる職場がよいでしょう。

 

キャリアアップできる職場に転職しよう

社会福祉士の仕事は幅広いため、職場によって経験できることが違います。どのような方面でキャリアを積みたいかによって、転職する職場を選ぶことも大切です。

 

高齢者施設では生活相談員として利用者さんや家族の相談にのったり、病院や関連施設と連携をとったりしています。病院などの医療機関では、ソーシャルワーカーとして精神的、経済的な悩み解決のため、退院後の生活や職場復帰の支援が中心です。

 

児童福祉施設では児童指導員や母子指導員として、小学校や中学校、高校ではスクールソーシャルワーカーとして活動することができます。また、刑務所では福祉専門官として、出所後の社会復帰の支援を行っていますし、一般企業でも就労環境の構築などのため需要があります。

 

社会福祉士はキャリアアップによって独立することも可能ですから、将来どのような形で働きたいかによって転職先を検討してみるとよいでしょう。

 

まとめ

ここでは、社会福祉士が抱える悩みとその解決方法についてご紹介してきました。社会福祉士は抱える悩みが大きく、つらいと感じることも多いでしょう。しかし、精神的、経済的に困っている人をサポートするやりがいの大きな仕事です。また、資格を取得することでさらに広い分野で活動することが可能です。今後さらに重要となる資格ですから、ぜひ悩みを乗り越えて活躍してください。

 

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