保育士の仕事内容は?一日のスケジュールや勤務時間をご紹介
これから保育士を目指す人にとって、実際に現場で活躍している保育士の先輩がどのような働き方をしているのかは気になるものです。
ここでは、保育士になるための方法から具体的な仕事内容、また一日のスケジュールなどについて解説します。
◇目次
・保育士とは?
保育士とは、0歳の乳児から小学校就学前の6歳児までを預かり、
保護者の代わりに乳幼児の保育を行う仕事です。
食事や排せつの補助や昼寝、着替えなど生活全般について世話をすることに加え、
遊びや運動などを通してこの時期に必要な心身の成長を促します。
さらに、他の子供たちとの協調性や社会性を養う役割も担うのも保育士の仕事です。
子供の発達に応じてコミュニケーションの取り方や世話の方法などは異なるため、
成長過程に関する深い知識も求められます。
–保育士と幼稚園教諭の違いは?
保育士と幼稚園教諭の違いは、資格の管轄にあります。
保育士は、児童福祉法で制定された資格であり、厚生労働省の管轄です。
一方、幼稚園教諭は学校教育法による資格で、管轄は文部科学省となります。
また、保育士は福祉、幼稚園教諭は学校教育と分けて考える場合もあります。
ほかにも保育園は0歳児から受け付けているのに対し、幼稚園は3歳児からの受け入れとなります。
仕事内容は似ているところもありますが、保育士は子供の生活全般について幅広く世話をするのに対して、
幼稚園は情操教育や小学校就学までに必要な生活のサポートに特化していることが特徴です。
・保育士になるには?
保育士になるためには、国家試験に合格して日本保育協会の登録事務センターに登録を行う必要があります。
国家試験を受験するための要件は特になく、試験に関する学習を行った後に保育士試験を受けて、合格すれば資格取得となります。
そのため、社会人から資格を取ることも十分に可能です。
一方、高卒後に厚生労働省が指定した保育士養成学校において、定められた課程を履修すれば卒業と同時に資格を得ることもできます。
・保育士の仕事内容
ここでは保育士の仕事内容を具体的に紹介します。
–乳児
乳児の保育は、授乳や排せつなど身の周り全般の世話を行うとともに、昼寝の時間なども含めて生活の支援をします。
また、基本的な動作が行えるようになった後は授乳から離乳食への切り替えなどの管理も仕事の内容です。
–幼児
2歳頃になると、生活全般の世話のほかに着替えなどの方法を教えます。
また、音楽や工作、運動といった遊びを通じて健やかで豊かな心と体を養うカリキュラムも実施されます。
ほかの子供と一緒に生活させることで、社会性や協調性を覚えさせ小学校就学までに必要な知育を行うことが特徴です。
–保護者
保育士の仕事は、子供の保護者との連携も必要不可欠です。
保護者に配布するプリントなどの作成や一人ひとりに合わせた保育のアドバイス、連絡ノートの作成によって、保育園でどのような生活をしているかを保護者に伝えます。
–その他の仕事
その他の仕事として、子供の年齢に合わせた教材の製作や保育計画の立案も行います。
また、食事や生活の相談、保育園内を安全に保つための見回りといった仕事もたくさんあります。
・保育士の勤務時間とスケジュール例
保育士の勤務時間は、基本的に8時間が一般的です。
保育園での業務は12時間程度ありますが、適宜交代制で仕事を回していることがほとんどです。
ここでは、保育士の勤務スケジュールの一例を紹介します。
–子供のお出迎え
朝7時頃に登園してくる子供たちを出迎えます。
このとき、検温や顔色をうかがって体調をチェックします。
–年齢別クラスに分かれて保育
乳児クラス・幼児クラスなど年齢別にクラスを割り振り、それぞれの年齢に合った保育を行います。
乳児クラスでは授乳などの世話、幼児クラスでは音楽や絵、読み聞かせや外遊びなどを行います。
–昼食
午後0時頃に昼食の時間を取ります。
乳児クラスでは離乳食の食事補助、幼児クラスでは嫌いな食べ物をよけていないか、箸の持ち方は正しいかなどを指導します。
–昼寝
午後1時頃から、子供たちを寝かしつけます。
このとき、子供に体調不良や異変などがないか見守りながら、雑務を同時にこなします。
–おやつ
午後2時頃に園児たちを起こし、午後3時頃にはおやつを食べさせます。
–お見送り
午後4時頃から、順次保護者のお迎えがあるため、その都度お見送りをするほか、その日の子供の様子などを保護者に申し送りします。
–雑務
保育計画を立てたり日誌を作成したりなどの雑務を行い、午後7時頃に終業です。
・保育士の魅力・やりがい
保育士の魅力は、何といっても子供たちの成長をそばで見守ることができることです。
乳幼児の時期は目を見張るほど成長が早く、できないことができる喜びは何よりも嬉しいものでしょう。
また、遊びなどを通じて子供たちが笑顔になってくれためやりがいも感じやすいです。
ほかにも保護者からも感謝の気持ちを述べられる際に「頑張ってよかった」と感じる人が多いようです。
イベントでは保育士自らが企画から開催までを請け負うため、成功すれば達成感を得られるという声もあります。
キャリアを積めばクラスの担任といったステップアップも期待できるため、経験に基づいた能力を認められる喜びもあります。
・保育士の仕事には資格が必要?
保育士は国家資格であり、基本的には資格を取得しなければなりません。
しかし、保育園で働くためにはいくつかの方法があります。
–保育補助であれば資格がなくても仕事が可能
保育園で働くには、保育士としてだけではなく保育補助というポジションでも働くことが可能です。
保育補助は、保育士のサポートを行って負担を減らす仕事です。
主に保育士がコア業務を行っている間に子供の見守りや片付けなどの雑用を行い、保育士が自分自身の仕事に集中できるための手助けをします。
あくまで補助という位置であるため、正社員ではなくアルバイトやパートで採用されることが多く、フルタイムで働くフリーターや空き時間を活用したい主婦なども保育補助に向いているでしょう。
また、保育士を目指す学生の学びの場として保育補助が選ばれることもあります。
–正規の保育士としての雇用には保育士資格が必須
より子供たちに関わった仕事をするためには、保育士資格を取得がおすすめです。
高卒で保育士を目指しているのであれば、指定の保育士養成学校への進学が確実な方法です。
養成学校は4年制大学や2年制の短大、専門学校などがあります。
いずれの学校でも、所定の課程を修了できれば保育士資格を取得できるため、まずはこれらの学校を目指しましょう。
養成学校を卒業していない場合や社会人から資格を取得したいのであれば、保育士試験の合格を目指す方法があげられます。
保育士試験対策では、通学制のスクールのほか通信教育を行っているところもあるため、自分に合ったスクールを探しましょう。
受講期間はスクールや形態によって違いがありますが、だいたい3ヵ月~6ヵ月で保育士試験の対策が行えます。
・保育園以外に保育士として働ける場所
保育士は、保育園以外にもさまざまな活躍の場があります。
–乳児院
諸事情で安定した生活を確保できない乳児を預かり、養育する施設です。
また、成長して退院した子供の支援も行います。
–母子生活支援施設
主にシングルマザーを対象に母子ともに保護して生活の支援を行い、相談も受け付ける施設です。
–児童養護施設
何らかの事情で保護者が不在である、また保護者と引き離すべき事情がある児童を保護し、養育を行います。
–障害者福祉施設
視覚障害や聴覚障害、身体障害や知的障害などを持つ児童について、自立を促すべく生活の支援をします。
–児童家庭支援センター
児童もしくは家庭に何らかの問題を抱えている場合、その家庭や地域との連携を取りながらアドバイスや指導を行い、各福祉施設と協力し合ってトータルサポートする施設です。
まとめ
保育士の仕事は拘束時間が比較的長く、伸び盛りの子供を相手にするため、困難に感じる場面もあるかもしれません。
しかし子供と接するのが好きな方や子供の成長を見守りたい人とっては、やりがいのある仕事でしょう。
保育士資格は養成学校の卒業のほか社会人からでもできるため、ぜひ目指してみてはいかがでしょうか
『介護求人ドットコム』なら、保育士の求人を多数掲載しています。
勤務時間や地域など自分に合った条件で検索可能です。ここだという職場を探してみましょう。
介護のお仕事探すなら、下記をクリック!