幼稚園教諭の志望動機や履歴書・面接対策のポイントや実例・NG例を紹介
幼稚園教諭を目指すうえで就職面接は一つの難所となります。限られた時間で自分の特徴をアピールできるように、志望動機や履歴書、面接対策のコツを覚えておきましょう。今回は、幼稚園教諭の就職面接で役に立つポイントを解説します。
〇目次
幼稚園教諭とは?
幼稚園教諭は、3歳~6歳までの小学校未就学児を対象に、小学校に上がる前の準備も含めた教育に携わる仕事です。
文部科学省が管轄しており、学校教育法に基づいた教育カリキュラムに沿って子供の成長をサポートします。
幼稚園教諭の仕事は、幼児の情操教育だけでなく社会生活を送るうえで必要なマナー、集団生活における協調性などを教え、小学校就学に向けた準備を行います。
子供と接する時間は保育園と比べて長くありませんが、事務作業や職員会議、各種行事の準備といった雑用も多い仕事です。
幼稚園教諭になるには?
幼稚園教諭になるためには、幼稚園教諭免許状を取得することが必要です。
国家試験は基本的に必要なく、所定の課程を修了することで免許を得ることができます。
免許の取得後に公務員試験や私立幼稚園の採用試験に合格すれば、幼稚園教諭として働くことが可能です。
教職課程を修了すれば免許取得できる
短大や専門学校、4年制大学の教職課程を修了した時点で、免許の交付を受けられます。
また、4年制大学から大学院に進んで合計6年の教職課程を修了しても、同様に免許取得が可能です。
免許の種類は、短大や専門学校卒では二種、4年制大学卒では一種、大学院卒業では専修と分かれ、仕事内容に違いはありませんが給与面や昇級で差が出ることがあります。
保育園資格を取得で単位免除も可能
保育士資格を先に取得している場合は、幼稚園教諭免許取得に必要な単位が一部免除されます。
そのため幼稚園教諭に必要な8単位を取得し、認定試験に合格することで幼稚園教諭免許の取得が可能です。
また、幼稚園と保育園の機能を併設した認定こども園の促進に伴い、一定の条件を満たし8単位取得すれば教員資格認定試験を受けることなく幼稚園教諭免許を取得できる特例制度もあります。
幼稚園教諭の志望動機の注意点・ポイント
志望動機はなぜその園で働きたいのか具体的にまとめることがポイントです。
新卒の場合は幼稚園教諭を目指すまでのエピソードや人となりがわかる内容をアピールしましょう。
中途採用の場合は、これまでのキャリアを詳細に説明し、これからのキャリアプランを固めておくと話しやすくなります。
幼稚園教諭の志望動機NG例
幼稚園教諭になる動機として、子供が好きという理由は多くの人が持っていますが、それゆえ、単純に子供好きをアピールするだけでは面接を突破するのが難しいケースも有ります。
また、自分のエピソードとして弟妹の世話をしていたという話も、教育という観点からは少しずれるため、説得力に欠けてしまうことも有る、と覚えておきましょう!
幼稚園教諭の志望動機例
幼稚園教諭を目指すきっかけや自分の考えと園の方針について感じたことを話すとアピールしやすいです。
たとえば「貴園の子供に対する細やかな対応に共感し、自分も子供たちと向き合っていきたい」といった内容があげられます。
また、中途採用の場合は「前職では主任として現場をまとめており、貴園でもキャリアを生かしてリーダーシップを発揮したい」など、
これまでの経験を出来るだけ具体的にアピールしましょう。
幼稚園教諭の履歴書の注意点・ポイント
履歴書の記入の際は、読みやすい字で空欄を埋めることが基本です。履歴書はこれまでの略歴を簡潔に記載するため、見やすいように意識しましょう。
中途採用の場合は、前職での経験を明記し、志望先で経験をどう生かせるかも書いてください。
幼稚園教諭の履歴書NG例
履歴書の本人希望欄には、勤務に関する条件や待遇を細かく書きすぎないように注意してください。
園側としては、働く意欲を見たいものであり、条件だけを主張することがマイナスイメージにつながることもあります。
また、免許・資格欄は幼稚園教諭免許の種類までを含め、年月や名称は略さず書くことも大切です。
幼稚園教諭の履歴書例
志望先の幼稚園を指すとき、企業が運営している幼稚園なら「貴社」、社団法人などが運営していれば「貴園」と呼ぶのが一般的です。
また、特技や得意科目の欄には、運動や音楽など、実際の幼稚園での業務に関連するものをあげると、実務へのイメージを持たれやすくなります。
幼稚園教諭の面接対策の注意点・ポイント
幼稚園での面接に臨む場合、履歴書や職務経歴書といった持ち物のほかに、筆記用具を持っているとメモを取るのに便利です。
また、ほとんどの園内は土足厳禁であるため、気になる方はスリッパや上履きを持参しましょう。
幼稚園教諭の面接NG例
業務に就く際は私服であっても、面接ではカジュアルな服装を避けましょう。
また、幼稚園教諭はコミュニケーションを求められる職種であることから、緊張のあまり面接官と会話がかみ合わないと悪印象を持たれてしまいます。
面接官の話や質問をしっかりと聞くことを意識して、質問に答えていきましょう!
幼稚園教諭の面接例
幼稚園教諭の面接では、なぜこの園を志望したのか、どんな幼稚園教諭になりたいかといった基本的な質問だけでなく、なぜ保育園ではなく幼稚園を志望するのかといった質問が来ることもあります。
その際は、「ある程度言語やコミュニケーション力が発達した幼児と会話をしながら関わりたい」といった具体的な回答を心がけ、園の方針とつなげるようにアピールしてみましょう。
まとめ
幼稚園教諭の就職面接では、自分が幼稚園教諭を目指した理由と志望動機を明確にすることが求められます。
中途採用の場合は、これまでのキャリアやビジョンを存分にアピールするようにしましょう。
園側は、教育方針に賛同し豊かな教育を提供してくれる人材を求めています。それぞれ特徴を把握して、面接に臨みましょう。
幼稚園教諭の求人を探すなら「介護求人ドットコム」!勤務地や待遇など、条件に合わせて検索ができるから自分に合った求人を探すことができます。
■「まずはお仕事を探したい!」という方はこちら!
介護のお仕事探すなら、下記をクリック!