幼稚園教諭になるには?幼稚園教諭の資格や保育士との違いを解説

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幼稚園教諭になるには国家資格が必要になります。

その資格を活かす道は幼稚園だけでなく、近年設立が促進される認定こども園にも有効です。

ここでは、幼稚園教諭の資格や保育士との違いについて紹介します。

 


〇目次

・幼稚園教諭とは?

・幼稚園教諭になるには?

・幼稚園の先生になるための最短ルート

・幼稚園の先生になるためのその他ルート

・資格について

・二種免許から一種免許への切り替え

 


 

幼稚園教諭とは?

ここでは幼稚園教諭の仕事と保育士の違いについて解説します。

 

幼稚園の先生の仕事

幼稚園教諭とは、文部科学省にて制定された幼稚園教育要綱に基づき、幼稚園の教育方針やカリキュラムに沿って教育を行う仕事です。子供と接する時間は平均でおよそ4時間程度とされていますが、その時間外にはカリキュラム作成や準備、各種行事への対応や保護者への対応までさまざまな業務をこなします。

 

保育士との違い

幼稚園教諭と似た職種である保育士ですが、それぞれ管轄や目的が異なります。文部科学省が管轄する幼稚園教諭の目的は教育であることに対して、保育士の目的は福祉に分類されます。また管轄が厚生労働省にあることも大きな違いです。

 

 

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幼稚園教諭になるには?

幼稚園教諭になるためには、高卒から文部科学省認定の教職課程のある短大・大学・専門学校に進学し、所定の単位の履修が必要です。教職課程を履修すれば国家試験を受ける必要はなく、文部科学省に免許取得申請をすれば、幼稚園教諭免許状を取得することができます。

 

また保育士資格を持っている場合は、所定の実務経験を経たうえで、幼稚園教員資格認定試験に合格すれば免許状の取得が可能です。ほかにも幼稚園と保育園の機能を合わせ持つ「幼保連携型認定こども園」の設立促進に伴い、保育士資格を持った人が所定の単位を取得すれば、そのまま幼稚園教諭免許の申請ができる特例制度もあります。

 

公立幼稚園に就職する場合は、各自治体による採用試験に合格する必要があります。そのため、公立幼稚園に勤務する幼稚園教諭は地方公務員と扱われることが特徴です。私立幼稚園で働く場合はそれぞれの幼稚園が出している求人に応募し、採用試験に合格することで幼稚園教諭として働くことができます。

 

 

 

幼稚園の先生になるための最短ルート

幼稚園の先生になる最短ルートは、短大や専門学校で教職課程を履修し、幼稚園教諭免許状を取得後、採用試験にストレートで合格する方法があげられます。また、最短ルートで取得できる免許は、教育職員免許法に定められた幼稚園教諭二種免許です。

 

幼稚園教諭免許には二種・一種・専修があり、仕事内容に大きな違いはありませんが、将来的なキャリアアップに関して制限が出る場合があります。また、就職後の給与にも若干の違いが出るケースも見られるため注意しましょう。

 

とにかく早く幼稚園の先生になりたいという人は、短大や専門学校で学ぶことをおすすめします。短大や専門学校では通信制を採用しているところもあり、社会人として働いている人でも短期間で免許を取得できることが特徴です。

 

幼稚園の先生になるためのその他のルート

ほかにも幼稚園の先生になるためには、いくつかのルートがあります。

 

-4年制大学で教職課程を受ける

教職課程を履修できる4年制の大学を卒業した場合も、幼稚園教諭免許を取得できます。この場合取得できるのは幼稚園教諭一種免許です。この場合も、免許取得のための試験は必要ありません。

 

-4年制大学および大学院2年間で教職課程を受ける

4年制大学で教職課程を履修する以外にも大学院に進むことで、幼稚園教諭専修免許を取得することができます。こちらも同様に免許取得のための試験はなく、将来的に指導者になれる可能性もあります。

 

保育士資格を持っている場合

保育士資格を持っている場合、3年間もしくは4,320時間の実務経験を経た後、文部科学省が実施する幼稚園教員資格認定試験の合格、もしくは所定の8単位を大学などで履修すること(特例制度)で、幼稚園教諭二種免許を取得することが可能です。

 

 

 

・幼稚園教諭一種免許状、二種免許状、専修免許状の違いは?

幼稚園教諭免許状には、取得までのルートによって一種・二種・専修の3種類ありますが、仕事内容において特に違いはありません。ただし、免許の種類の違いによって知識量の差を計ることができるため、給与などの待遇面で差が生じる場合があります。

 

給与が高くなる順に専修、一種、二種となり、それぞれの初任給の差には2万円程度の差が生じます。さらに、幼稚園にも主幹教諭や教頭、園長といった役職があり、昇級に関してもやはり一種や専修の方が有利な傾向です。二種の場合、昇級は主幹教諭までとなるため、将来のキャリアアップを考えるなら、免許の種類も考慮しましょう。

 

 

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・幼稚園教諭二種免許状から一種免許状への切り替えはできるの?

幼稚園教諭二種免許状を持っている人が将来的に昇級を希望するとき、一種免許状へ切り替えることも可能です。二種から一種に切り替えるためには、下記のような条件が必要となります。

 

幼稚園教諭としての実務経験

二種免許状を持ちながら、幼稚園で5年以上の実務経験を積んでいることが条件の1つとなります。この場合、途中でブランクがある場合は実務年数に含まれないため、注意が必要です。

 

所定の単位取得

上記の実務経験に加えて、大学や認定講習などで必要な単位を習得が求められます。必要となる単位数は自治体や実務経験の長さによって異なります。一般的には、実務経験5年で必要な単位は45単位程度、その後実務経験が1年増えるごとに習得すべき単位数は少なくなっていく傾向です。詳細については、勤務している幼稚園を管轄する自治体に確認しましょう。

 

 

 

幼稚園教諭は未就学児を任される専門職であり、教育の面に重点を置いて子供と接することになります。免許取得の方法はいくつかあり、最短2年間で免許を取ることができるため、気になる人はぜひ挑戦してみてください。

 

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