ケアマネージャー(介護支援専門員)とは?仕事内容や選び方をご紹介
ケアマネージャー、通称「ケアマネ」は、介護サービスを利用したい人と、介護サービスを提供する事業所をつなくキーパーソン。介護職に携わる多くの人が、目標とするケアマネージャーとは、どんな仕事をする人なのか。どうすればなれるのか。今回は、ケアマネージャーにスポットを当て、仕事内容やりがい、必要な資格についてご紹介します。
【目次】
■ケアマネージャーの3つの仕事
■ケアマネージャーの仕事のやりがい
■ケアマネージャーへになるために必要な資格
■ケアマネジャーの平均給与や年収
■ケアマネジャーの活躍の場
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ケアマネージャーの仕事とは・・・
介護を必要とする人からの相談に応じ、状況や環境に合わせ、適切なサービスが受けられるよう導くのがケアマネージャーの仕事です。実際に介護を行うのではなく、ケアプランを立てたり、サービスが実施された後は、利用者様の状況を確認したり、給付管理票の作成なども行います。
■ケアマネージャーの3つの仕事
1.ケアプランを立てる!
ケアプランとは、介護計画のこと。介護を必要とする利用者様の課題を分析し、目標達成に向けて必要な介護サービスの実施スケジュールを立てます。サービス開始後は、定期的に利用者様の様子をモニタリングし、状況に応じて計画の見直しなども行います。
2.給付費管理業務
介護サービスを提供する事業所が、介護サービスを利用した方の負担分を除く利用料(給付費)を国民健康保険団体連合会に請求する際に必要な書類を作る仕事です。
3.相談業務
介護を必要とする方の状況を踏まえ、介護をサービスを受ける人が前向きに生活できるよう導くだけでなく、介護サービスの利用者様はもちろん、そのご家族が直面する問題や悩みに親身に応じるのもケアマネージャーの大事な仕事です。
■ケアマネジャーの仕事のやりがい
“介護の司令塔”とも呼ばれるケアマネージャーは、利用者様はもちろん、そのご家族からも感謝されることが多く、社会貢献できる、誰かの役に立てることを実感できることがやりがいになっています。
■ケアマネージャーになるために必要な資格
ケアマネージャーになるためには、年に1回都道府県で実施される資格試験に合格しなければなりません。また、国家資格ではないものの、介護福祉系の資格の中でも難関資格と言われており、受験資格があります。ここでは、ケアマネージャーの資格取得への道について、簡単にご説明しましょう。
~受験資格~
・国家資格有資格者で、実務経験5年以上の方
・国家資格を持っていなくても、介護施設などで相談援助業務の実務経験が5年以上ある方
介護支援専門員実務者研修受講試験に挑戦
合格後、実務研修(87時間以上)を経て、ケアマネージャーの資格が取得できます。
■ケアマネージャーの平均給与や年収
ケアマネージャーの平均給与や年収など詳しく解説していきます。令和2年度介護労働実態調査結果によると、ケアマネージャー(無期雇用職員のみ)の平均月収23万4797円です。年収に換算すると281万7564円となっています。
平均時給は1273円となっており、これは他の介護職よりも高い時給となっています。ケアマネージャーの給与は介護職の中では高給与とされていますが、日本の産業の中では低い傾向にあります。施設によって月給や時給は変わってきますから、事前に確認しておいた方がよいでしょう。
また、ケアマネージャーの平均労働時間は月間148時間となっています。ケアマネージャーの仕事はケアプランの作成が中心であることから、いかにスピーディーに仕上げることができるかによって労働時間が変わってきます。
参考)令和2年度介護労働実態調査結果
http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2021r01_chousa_cw_kekka.pdf
■ケアマネジャーの活躍の場
ケアマネージャーの仕事場は、主に居宅介護支援事業所や介護施設ですが、この他にも、地域包括センターや市町村の福祉事務所や健康センターなどの行政機関、社会福祉協議会や社会福祉事業団など、活躍の場はどんどん広がっています。
資格を取得すると、資格手当が支給されたり、転職の際に大いに有利になるケアマネージャー。現場で介護職に携わりながらケアマネージャーの仕事を兼務する方もいらっしゃいますが、多くはデスクワークが中心となるため、年齢にかかわらず活躍できるのも、大きなメリットです。超高齢化社会の今、活躍の場がますます広がるケアマネージャー。やりがいのある仕事に就きたい、介護職の中でステップアップしたいと思っている方にお勧めです。
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