日本の介護施設の感染症予防は、コロナ禍でも有効だった!
新型コロナウイルスの影響で慌ただしかった日々もようやく日常を取り戻しつつ、
今後はwithコロナ時代をどう生きようか、
という流れになってきましたね。
さて、これを機に転職をお考えの方は、
「介護業界で今働くのは危険なのでは?」
と思ったことがあるかもしれませんね。
当初は、高齢者が発症すると重症化しやすい、ということで介護施設は
真っ先に「危険な施設」と思われていました。
しかし、落ち着いてきた今振り返ってみると、
世界各国の介護施設での死者数が全体の50%前後であるのに比べ、
日本の介護施設での死者数は14%という驚きの最低水準でした。
クラスターの発生が世界的にも少ないことがわかります。
それについて、専門家は「以前からの介護職員の努力のたまものである」と分析しています。
まず、介護施設には「スタンダード・プリコーション」という感染症の標準予防策に基づいて、
委員会の設置や職員への研修などが
厚生労働省により義務付けられているのです。
そして、介護施設で接するのは免疫力の低下した高齢者ですから、
インフルエンザやノロウイルスなどを持ち込まないよう、
日頃からマスク・手洗いは徹底されています。
また、排泄物や吐しゃ物の扱いには手袋着用、リネンの消毒なども
標準の行動として根付いています。
施設に入居されている高齢者は、感染症にかかる可能性は低く、
感染経路は職員や家族となるため、感染症予防には職員の努力が欠かせないのです。
新型コロナウイルスの感染が拡大してからは、さらにその何倍も
気を遣って感染症予防をするようになっています。
具体的には、
・同じ敷地内にある施設でも、職員の行き来は禁止
・施設系サービスの家族面会の禁止
・デイサービスやショートステイなどの利用定員を減らす
・日々のレクリエーションの中止
・送迎前に必ず検温実施
・職員が使用する食堂はついたてで仕切り、対面禁止
など、サービスをできるだけ平常通り行いながらも、
できる限りの対策を取っているそうです。
介護業界は、感染症拡大による離職は予想より少なく、
職員による感染症予防も徹底していました。
日頃から感染症への意識の高い日本の介護業界だからこそ、
世界からの評価も高かったのではないのでしょうか。
ぜひ、ご転職を検討してみてはいかがですか?
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