介護福祉士の直前対策方法とは?合格に向けた徹底対策

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介護福祉士になるためには、1年に1回の国家試験に合格しなくてはなりません。
介護福祉士を目指している人は、学校に通って受験する人もいますが、働きながら資格取得を目指す人も少なくないでしょう。

ここでは、介護福祉士の受験項目について、また直前の対策方法についてご紹介していきます。
介護福祉士試験で失敗しやすいことや、直前対策でやらない方がいいことなども解説するので、介護福祉士を目指している方はぜひ参考にしてみてください。

 

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介護福祉試験の受験項目とは?

介護福祉士は、介護系の資格のなかでは唯一の国家資格です。
国家資格と聞いただけで身構えてしまいますが、合格を目指すため受験項目をしっかりと把握しておきましょう。

介護福祉士国家試験には、筆記試験と実技試験があります。
福祉系の高校ルートとEPAルートの場合は実技試験もありますが、実務経験ルートでは実技試験は免除されます。

介護福祉士国家試験の筆記試験は13科目で構成されており、4つの領域の12の科目と総合問題からなっています。
以下が詳細です。

『人間と社会』の分野:「人間の尊厳と自立」「人間関係とコミュニケーション」「社会の基本」
『介護』の分野:「介護の基本」「コミュニケーション技術」「生活支援技術」「介護課程」
『こころとからだのしくみ』の分野:「発達と老化の理解」「認知症の理解」「障害の理解」「こころとからだのしくみ」
『医療的ケア』の分野:「医療的ケア」
『総合問題』の分野:「総合問題」

「人間の尊厳と自立(2問)」と「介護の基本(10問)」、「人間関係とコミュニケーション(2問)」と「コミュニケーション技術(8問)」は1つの科目群として扱われるため、13科目の試験科目ですが科目群は11になります。
総合問題では12の問題が出題され、4つの事例からそれぞれ3問出題される形式です。

 

介護福祉士試験の直前の対策方法とは?

国家試験直前になると気持ちが焦ってしまうものです。
ここでは、直前に効率的な勉強方法についてご紹介します。

 

苦手科目の洗い出し

まずは、今まで活用していた問題集や過去問を解き直しましょう。
これにより、自分が苦手としている部分を洗い出します。
苦手な部分が分かったら、再度テキストなどを確認しながら、もう一度復習します。

復習が終わったら、再び問題集や過去問集を解き直します。
苦手な部分を洗い出し、繰り返し復習していくと、効率よく苦手分野を克服することができるでしょう。

 

試験科目ごとのポイントと対策

「人間の尊厳と自立」では、介護サービスを提供する際に、正しい倫理観や教養があるかが求められます。
出題範囲は人間理解度や人権、利用者の尊厳の在り方等です。
難易度は低めですが、海外福祉制度が出題されることもあります。

「人間関係とコミュニケーション」では、コミュニケーションを通した自己知覚について、利用者さんとのコミュニケーションの取り方について出題されます。
ラポール、受容、共感、傾聴など、基本的なコミュニケーション方法についての知識を身につけておきましょう。

「社会の基本」では行政が行っている福祉制度の内容を正しく理解できているかが問われます。
介護保険制度を中心に、障がい分野や生活保護法など福祉制度について幅広く知識を身につけておきましょう。
難易度は高めの分野です。

「介護の基本」では、高齢者や障がい者の領域において介護上必要な法令や倫理観について問われます。
基本的な介護の知識があれば解けるため、難易度は低めです。
「コミュニケーション技術」では認知症の人や障がいのある人とのコミュニケーションについて出題されます。

「生活支援技術」は出題数が一番多い分野です。
食事介助や入浴介助、排せつ介助、終末期の介助方法など、利用者さんの支援を行う際に必要な技術が問われます。
「介護過程」では、実際に現場で経験したことを参考に、介護福祉士が利用者を援助する際の考え方について出題されます。

「発達と老化の理解」では人体の構造や疾病、幼児期から高齢者までの対応が出題内容です。
老化による栄養状態の悪化や嚥下機能について出題されます。
知識を必要とされる分野ですが、頻出用語を押さえ、一般的な老化現象や疾病について学習しておきましょう。

「認知症の理解」では、認知症に対する知識や中核症状に対する知識を中心に出題されます。
認知症の症状や家族に対する支援、社会的な背景についても学習しておきましょう。

「障害の理解」では、障がい種別ごとの種類や原因、特性、障がい者関連の法律やICIDHなどから出題されます。
障がい者の地域移行に関した出題もあり、対策を必要とする科目です。

「こころとからだのしくみ」では医療的な内容も多いですが、介護現場における疾患の原因や生活上の注意点についての出題など、介護現場において見られるものが多くあります。

「医療的ケア」では介護職が行える医療行為について、医療行為を行う際の備品管理の仕方について出題されます。
出題は5問と少なく、過去問を繰り返し勉強するとよいでしょう。

「総合問題」では、人間と社会・介護・こころとからだのしくみ・医療的ケアの4領域から出題されます。
4事例からそれぞれ3題ずつ出題されるため全部で12問の出題となります。
難易度は高めですが、用語を理解できるように過去問を中心に勉強しましょう。

 

介護福祉士試験で失敗しやすい内容とは

介護福祉士試験で失敗しやすい内容についてご紹介します。
介護福祉試験はマークシート形式です。
マークシート形式で解くことに慣れていないと、試験本番で答えを1行ずれたまま塗りつぶしてしまい、後から気づく…といったミスにつながるため注意しましょう。

また、介護福祉士試験を受ける方には実務経験者が多くいます。
実務経験者は受かるという過信も失敗しやすくなるので気を付けましょう。

 

直前対策でやらない方がいいこと

国家試験直前にやってはいけないことの一つが、新しい問題集を買うことです。
新しい問題集を解くことで、分からない問題がでてきて不安が強くなります。
気持ちが焦ってしまい逆効果になるため、おすすめできません。

同様に、新しいテキストを購入することもやめましょう。
新たなテキストを解くことで、すでに理解している箇所も繰り返し解くことになり、効率が悪いでしょう。

また、新たに応用問題を解くこともやらない方がよいことの一つです。
試験直前に混乱する原因になりますし、解き終わった過去問をもう一度解いたり、基本問題を解くことに時間を使う方がメリットは大きいでしょう。

 

記事まとめ

ここでは介護福祉士の国家資格の受験項目や試験対策についてご紹介してきました。
国家試験直前になると気持ちが焦りますが、効率良く勉強するための方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
試験直前になると不安になり何か新たに買い足したくなりますが、これもまたメリットはありませんから、おすすめの直前対策にじっくり取り組んでみましょう。

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